中学3年・高校1年から始める第一志望大学受験へのアプローチ

目次

小論文は将来の財産になる
高校合格は通過点
中3・高1だからこそ大学入試を知ろう(前編)
中3・高1だからこそ大学入試を知ろう(後編)
大学への道 (前編)
大学への道 (後編)

小論文は将来の財産になる

今回は、大学受験を目指す高校生の皆さんに知っておいて頂きたいことをお伝え致します。小論文を勉強するメリットです。

大学に入り3年後に直面するのが就職活動です。小論文の基礎を身につけている人は、就活で大きなアドバンテージを持つことが出来ると思います。

学生は大学3年の秋から本格的に就活に入り、何十社を超える企業にエントリーシートを送ります。エントリーシートの出来が悪いと、一次面接にすら進めないのです。

エントリーシートには、志望動機、自己PRなど様々な質問項目がありますが、多くの質問に対し、200~600字程度の文章にまとめなくてはなりません。小論文の基本を理解している人は、わかりやすく、筋道のしっかりした文章を難なくまとめられます。また、考えを深めるテクニック、面白い切り口を見つけるテクニックをもっているので、他の応募者よりも、質の高いエントリーシートを仕上げられる可能性は高くなると思います。

質の高いエントリーシートは、質の高い面接のシナリオとも言えます。もちろん、企業研究、模擬面接など、周到な準備は必要ですが、準備さえすれば、よいシナリオを持っている学生のほうが有利なのは言うまでもありません。

小論文を学ぶことは、大学入試のみではなく、その後の就職活動にも有利になります。これは自分だけの財産です。是非、このような視点からも、小論文を学んで頂きたいと思います。

【高校合格は通過点!】

高校に入学すると、5月・6月に最初の中間テストがあります。高校入試を終えると、羽を伸ばしたいという気持ちが強くなりがちですが、この最初の定期テストが先に待つ大学入試での大切なポイントとなります。

また、大胆な言い方をすれば高校では入試を経て入学するので、クラスメイトはほとんどが同じ学力をもっています。つまり、入学した時点では学力に大きな差はなく、横一線の状態であり、誰にでも学年トップになるチャンスがあります。

しかし、高校生活が楽しいあまりに勉強をおろそかにしてしまうケースが多々あります。高1のスタート時は学力が同じレベルなのですが、時が経つにつれ、その差は開いていきます。

なぜなら、最初の定期テストの結果が、その後の学習に影響するからです。あまり良い結果が出ないと、高校の授業は中学校までの難度やスピードが大きく異なるため、すぐには遅れを取り戻せません。その結果、校内順位が下位に低迷したままになってしまうケースがあります。しかし、最初の定期テストで上位の成績を取ることができれば、「この順位をキープしよう」と意欲が出て、その後の学習に弾みがつきます。

まさに、中3の高校入試終了後から高1スタートの時の勉強の差が学力の差となり、大学入試時点での学力の差につながるのです。

【中3・高1だからこそ大学入試を知ろう(前編)】

高校に入学するとき。多くの生徒さんは「よし!頑張るぞ!」という意欲を持っているものですが、しばらくすると、その気持ちを忘れてしまう人が少なくありません。

勉強時間に関して言えば、高校入試を控えた中3生は、平日でも1~3時間勉強を行っている人が多くいるのですが、高1の半数以上は平日と休日ともに勉強時間を1時間未満しか取っていないというデータがあります。高1では、平日と休日ともに「勉強しない」という人が20%を越えているそうです。

「学習習慣」は、学力を定着されるためにとても重要ですが高校生になると、せっかくの学習習慣を手放してしまう人が多いことが分かります。「大学受験までは、まだ時間がある。焦らなくても大丈夫。」ということなのかもしれません。

後編に続く。

【中3・高1だからこそ大学入試を知ろう(後編)】

大学には様々な入試方式があります。中には調査書に記載されている高校での成績の平均、いわゆる「評定平均」だけで、ほぼ合格が決まる入試方式もあります。

そこで気をつけたいのが、大学入試で評価の対象となるのは何年生の成績か、と言うことです。

大学入試で評価されるのは、高1から高3の1学期までの成績です。これらの期間の成績を平均したものが評定平均として大学入試での判断基準となるため、高3の成績の割合は少なくなります。つまり、評定平均では高1と高2の成績の比重が高くなるということです。

だからこそ、高校入試終了後から、しっかりとスタートをきることが重要なのです。高校入試に向けて身につけた学習習慣を0にしてしまうのは残念です。高校入試直前と同じような勉強時間を確保するのは難しいかもしれませんが、せっかく作った学習習慣を高校入試後も継続させて、高校生活を送ることが大切です。

大学への道 前編

高校受験を前に、「高校の入試は一般か特色選抜(推薦)か、どちらにしようか?」と思った人もいるかもしれません。しかし、大学入試は高校入試以上に様々な種類があります。

年が明けると「いよいよ受験シーズンのスタート」といった言い方をすることがありますが、実は大学入試は夏頃から既に始まっています。

大学入試はいわゆるテスト結果で合格・不合格が決まる一般選抜の他に、「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」など、様々な制度があります。

このうち、私立大学の学校推薦型や総合型選抜は、夏頃から出願が始まり、年末までに結果が明らかになるケースが多く見られます。

国公立大学にも一般選抜の他に学校推薦型選抜や総合型選抜がありますが、スケジュールなどは私立大学と異なります。

大学への道 後編

学校推薦型選抜や総合型選抜を利用して大学入試に入学するのは限られた人で、ほとんどは一般選抜を受けると思う方もいるかもしれません。しかし、それは大きな誤解です。

2020年度の私立大学の入学者のうち、一般選抜で大学に入る人は、なんと半分以下でした。過半数の人は推薦入試(学校推薦型選抜)や総合型選抜によって大学に入学しています。公立大学でも28.6%、国立大学でも16.6%は、学校推薦・総合型選抜による入学者でした。

学校推薦型選抜や総合型選抜は、高校生活の送り方が大きく影響します。例えば学校推薦型選抜は、高校の評定平均が一定以上の水準でないと出願できない場合がほとんどです。

大学に入学するためには一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜、総合型選抜など様々な手段があるのだということを知り、チャンスを最大限に生かせるように準備をしておくことが大切だと言えます。

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