今回は、大学受験を目指す高校生の皆さんに知っておいて頂きたいことをお伝え致します。小論文を勉強するメリットです。
大学に入り3年後に直面するのが就職活動です。小論文の基礎を身につけている人は、就活で大きなアドバンテージを持つことが出来ると思います。
学生は大学3年の秋から本格的に就活に入り、何十社を超える企業にエントリーシートを送ります。エントリーシートの出来が悪いと、一次面接にすら進めないのです。
エントリーシートには、志望動機、自己PRなど様々な質問項目がありますが、多くの質問に対し、200~600字程度の文章にまとめなくてはなりません。小論文の基本を理解している人は、わかりやすく、筋道のしっかりした文章を難なくまとめられます。また、考えを深めるテクニック、面白い切り口を見つけるテクニックをもっているので、他の応募者よりも、質の高いエントリーシートを仕上げられる可能性は高くなると思います。
質の高いエントリーシートは、質の高い面接のシナリオとも言えます。もちろん、企業研究、模擬面接など、周到な準備は必要ですが、準備さえすれば、よいシナリオを持っている学生のほうが有利なのは言うまでもありません。
小論文を学ぶことは、大学入試のみではなく、その後の就職活動にも有利になります。これは自分だけの財産です。是非、このような視点からも、小論文を学んで頂きたいと思います。