総合型選抜の入試制度①

総合型入試制度は、大学（学部・学科）がこんな人に来てほしいという「求める学生像」にあった学生を採用する方式です。総合型選抜制度は私立大学の８割以上が実施しています。

大学には、３つのポリシー、卒業認定・学位授与の方針（デュプロマ・ポリシー）、教育課程編成・実施の方針（カリキュラム・ポリシー）、入学者の受け入れの方針（アドミッション・ポリシー）があります。

各大学は、これら３つのポリシーは一貫性を持って策定し、公表しています。

総合型選抜とは、３つのポリシーの中の、アドミッション・ポリシー基づいて大学が、受験生を採用する方式のことを言います。

総合型選抜の選考は、調査書などの書類、志望大学への意欲と本気度、入学後のその分野での成長の期待などで、大学・学部にふさわしい人物かどうかが評価されます。

一般受験は、学力試験で選抜されますが、総合型選抜は、小論文、面接などの人物評価が中心です。

出願条件も、一般選抜は、「高校を卒業したもの」「卒業見込みのもの」、「高校卒業と同等の学力を認められるもの」です。総合型選抜は、それに加えて、成績や課外活動などそれぞれの大学で独自の基準があります。

一般入試の選考時期は、1月〜３月が中心ですが、総合型選抜は、9月〜翌年の2月ごろが中心です。

学校推薦型選抜は、学業成績や課外活動実績、高校からの推薦が必要です。総合型選抜は、高校からの推薦は必要ありません。

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